「FBAに商品を送りたいけど、送料が高くて困っている・・・」
「FBAに納品する際に一番安く送れる配送業者を教えて!」
この記事ではこういったお悩みを解決できます。
記事内容
・FBA納品時に送料を安くする方法
・FBAに送るのはなるべく早い配送方法を選んだ方が良い
・まとめ
記事の信憑性について
僕のせどり歴は4年2ヵ月ほどです。
開始1ヵ月目が月商55万円で、現在最高月商が1670万円です。
利益率は15%前後といったところです。
Amazonの売上
Yahooショッピングの売上
過去に1年間せどりスクールの講師を担当。
約150人の人にセミナーや仕入れツアーを実施してきました。
取扱ジャンルは、オールジャンルですが、基本的に新品オンリーです。
中古は原則仕入れません。
新品せどりがメインですので、中古せどりの方にはあまり参考にならないかもしれません。
現在は、ほとんどの業務を自動化し、片手間で電脳せどりで仕入れをして、空いた時間でブログ執筆をしています。
FBA納品時に送料を安くする方法
FBAを使用したamazonでのせどりは、商品をFBAに納品することが必須になってきます。
そして納品する際に必ず配送料がかかってきます。
FBAに納品する場合、ある程度まとめて商品を送ります。
そのため、自己発送で商品を一つ一つお客さんに送るよりかは遥かに送料は安いです。
また、発注作業の手間も極限まで省けるのでFBAを使うに越したことはありません。
ただし、年々配送業界の配送費の相場が上がっているので、昔に比べると配送コストはかなり上がってしまいました。。。
僕の場合、2018年の初めまでは、140サイズが658円で送ることができていました。
しかし今は普通に送ると1800円を超えます・・・。
今はこれから紹介する配送費を安く抑える方法を使って、140サイズを1100円~1400円くらいに抑えて送ることができます。
まあそれでも当初の658円に比べたら高いんですけどね(^^;
まあでも、最低でも1回の配送で400円は安くなるんで、年間を通すとかなり大きいです。
僕の場合は、年間で800箱くらい送るので単純計算で1個400円安くなるだけでも年間32万円の経費削減になります。
これはデカイです。
今回の安く送る方法は、初心者の人でも使いやすくてオススメな順番に紹介していきます。
1位 ヤマト宅急便
継続的にせどりをやっていくことを考えていて、仕入量はそこまで多くない人は断然ヤマト宅急便がオススメです。
理由は、以下の通りです。
・多彩な割引サービスがある
・集荷に対応
クロネコには、何個か割引サービスがあります。
まず、クロネコメンバー割です。
クロネコメンバー割は、クロネコメンバーズになることで使える割引です。
この割引を使うと、最大15%割り引いてくれます。
(細かく言うと、クロネコメンバー割は10%割引、クロネコメンバー割BIGは15%割引です。)
これはかなり大きいです。
さらに、デジタル割というものがあって、送り状発行システムC2もしくは、クロネコヤマト公式アプリから送り状を発行すると、50円割引をしてくれます。
さらに、営業所に持込ができる場合は、150円持込割引されます。
つまり、持込とデジタル割とクロネコメンバー割BIGだと、15%割引な上にさらに200円割引してくれるわけです。
具体的に、僕の例で説明します。
事務所が東京にあって、一番よく納品する場所が神奈川県の小田原です。
(結構納品倉庫はバラバラではありますが、3,4割は小田原FCだと思います。)
小田原倉庫に140サイズのダンボールで納品する場合、通常の宅急便ですと1814円です。
これが持込とデジタル割とクロネコメンバー割BIGを適用すると、
1814円×15%割引-200円=1342円
です。
なんと500円近くも安くなります。
「営業所が遠くていけない!」
「重たいものが持てない。」
という方は、集荷に来てもらうことも可能なので、その場合ですと、持込割引だけが適用されないようになります。
僕と同じ東京から神奈川へ送る場合ですと、140サイズで1492円で送れますね。
表にするとこんな感じ。
宅急便 | 通常 | クロネコメンバー割(通常から10%割引) | クロネコメンバー割BIG(通常から15%割引) |
割引無し | ¥1,814 | ¥1,633 | ¥1,542 |
持込割引のみ(デジタル割無し) | ¥1,714 | ¥1,483 | ¥1,392 |
持込割引+デジタル割 | ¥1,664 | ¥1,433 | ¥1,342 |
デジタル割のみ(持込無し) | ¥1,764 | ¥1,583 | ¥1,492 |
2位 ゆうぱっく
ゆうパックを利用するメリットとしては、なるべく配送費を現金で支払いたくないという方向けで、クレジットカードで支払いができる点です。
ヤマト宅急便の場合、クロネコメーンバーズ割を使おうと思うと、専用の電子マネーが必要で、現金チャージしかできません。
さらにクロネコメンバーズBIG割の場合、最低5万円からのチャージになってしまうため、資金効率的にはあまりよくありません。
そういった方は、ゆうぱっくがオススメです。
ただし、持込ができる人が前提条件です。
持込ができない人は、1位のヤマト宅急便か、3位のヤマト便を使う方が安くなります。
ゆうパックを安く送る方法として2パターンあります。
・郵便局、ローソンへの持込
持込割で120円割引してくれます。
さらに同一宛先の過去の伝票を持っていけば、同一宛先割引でさらに60円割り引いてくれます。
東京-小田原間であれば、140サイズで通常1800円かかります。
持込割引と同一宛先割引を使えば、1620円で送ることができます。
・ゆうパックスマホ割で郵便局持込
ゆうパックで送る場合、これが一番安く送る方法です。
郵便局のスマホ割アプリから申し込みを行い、郵便局に持ち込むことで割引を受けることができます。
割引額は、180円です。
東京-小田原間であれば、140サイズが1800円かかるところが、1620円で送ることが可能です。
ここまでだと、通常の郵便局とローソン持込の割引と同一宛先割引を使うのと同額ですが、スマホ割アプリで年間10個以上荷物を送ると、さらに10%割引を受けることが可能です。
東京-小田原間であれば、140サイズであれば、
1620円×10%割引=1458円
で送ることが可能です。
3位 ヤマト便
3位にヤマト便を記載しましたが、実は一番安く送る方法はヤマト便です。
ただし、初心者の方の場合は、仕入量が少ないと割高になってしまうサービスのため、3位にしました。
ヤマト便の特徴は以下のとおりです。
・総重量で料金計算
・送る量が多ければ多いほど安くなる
・宅急便より配送に時間がかかる
通常の配送サービスの場合、個数単位で料金が発生しますが、ヤマト便の場合、総重量で計算されます。
この総重量の計算は少しややこしいのですが、実際の重量の合計値か、容積計算した重量の合計値のどちらか重い方で料金が計算されます。
詳細は、ヤマト便の料金表ページをご覧ください。
実際に僕の場合は、ヤマト便で送ることがほとんどで、140サイズのダンボールが2箱以上であれば、ほぼヤマト便を使っています。
正直に言うと、いまだにヤマト便の料金計算はよくわかりません(^^;
ヤマト便のページに書いている計算式で計算してもなぜか実際の料金とは違うんですよね。
一体どういう計算をしてるんだろう・・・笑
とそんな曖昧な答えでは、役に立たない記事になってしまうので、実際に僕がヤマト便で送った際の料金一覧を載せておきます。
発送地は全て東京です。
直近1ヵ月のヤマト便の送り先FCと送った箱数、総額、1箱あたりに換算した場合の料金を記載しています。
大阪堺FC 3箱 2989円 箱単価¥1,030
岐阜多治見FC 5箱 4228円 箱単価¥866
大阪大東FC(大型) 3箱 2,788円 箱単価¥963
埼玉かわじまFC(大型) 6箱 2,482円 箱単価¥430
神奈川小田原FC 6箱 3,148円 箱単価¥541
大阪大東FC(大型) 8箱 4,876円 箱単価¥622
神奈川小田原FC 3箱 2,356円 箱単価¥819
千葉八千代FC(大型) 8箱 2,806円 箱単価¥363
岐阜多治見FC 5箱 3,904円 箱単価¥801
神奈川小田原FC 9箱 3,706円 箱単価¥423
千葉市川FC 2箱 2,248円 箱単価¥1,174
神奈川小田原FC 4箱 2,906円 箱単価¥752
神奈川小田原FC 5箱 2,932円 箱単価¥606
大阪堺FC 2箱 2,989円 箱単価¥1,545
1箱の大きさは140サイズがほとんどで、たまに100サイズや120サイズが混ざってます。
市川FCの料金を見てもらうとわかりますが、2箱でも箱単価1200円を切っています。
つまり、ゆうぱっくや宅急便を使って送るよりも遥かに安いということです。
ちなみにヤマト便の最安料金が30キロからの計算になるので、だいたいどこ送るのも2300円以上かかります。
つまり一箱の場合は割高になってしまうので、宅急便やゆうぱっくを使うほうが安くなります。
あと、ヤマト便は、ちょっと特殊な送り方のため、配送時の荷物の扱いが若干雑です(^^;
一応僕は、ヤマト便の保険を1回に100円くらいかけてるのですが、たまにダンボールを破損させられて中の商品が壊れることがあります。
かれこれ4年使って、破損させられたのは1回だけですが、中の商品の梱包の仕方が甘いと破損率は上がると思うので、なるべくダンボール側面に近いところは緩衝材等を入れて梱包することをオススメします。
あと、地域や時期によっては、ヤマト便は集荷に来てくれなかったりします。
一度ヤマト便で集荷をお願いしてみて、試してみてください。
ダメな場合は断られます(^^;
あとよく、
「ヤマト便は160サイズ以上のものじゃないと送れないんじゃないの?」
と聞かれることが多いですが、100サイズでも140サイズでも全然送れます。
厳密にはダメなのかもしれませんが、拒否されたことは一度もないです。
何か言われた場合は、
「30万以上の荷物です」
と言えばOKです。
ヤマト便のサービス特徴のところにも”30万円以上の荷物を送れる”と書いているので問題ないです。
中に30万以上の荷物が入っているかどうかまでは確認できませんからね。
ちなみにヤマト便は大型商品を送るときにもかなり便利です。
大型商品の場合、ダンボールに入れづらい商品がよくあります。
例えば炊飯器とかですね。
あれを140とかのダンボールに入れようと思っても一つしか入らなかったりします。
なので、基本的に炊飯器のような中途半端な大きさの商品は、プチプチ等に包んで、数を集めて一斉にヤマト便で送ります。
そうすると、炊飯器一つあたり300円以下とかで送れたりします。
4位 エコムー便
最近はこのエコムー便を使っているせどらーの人も多いみたいですね。
エコムー便は、160サイズで30キロ以下であれば一律1280円で送ることができるサービスです。
ただし条件があって、同一県内か、近くの県に限られます。
ご自身の地域からどこまで送れるのかは、以下から確認できます。
おそらくこの手のサービスは、FBA倉庫到着までに通常の配送業者よりも時間が掛かる可能性が高いです。
なぜかというと集客拠点に一度荷物を集めて、物量が溜まった時点で一斉に送るシステムだと思うからです。
すみません、エコムー便に関しては僕自身は使ったことがないので、推測になりますのでご了承ください。
あとは、FBA倉庫はランダムで選択されるため、東京から大阪に送られることも結構あります。
そういった場合は、エコムー便は使えないので、他の配送業者と併用して使わないといけませんね。
FBAに送るのはなるべく早い配送方法を選んだ方が良い
ここまで僕のオススメ順に配送サービスをご紹介させて頂きました。
それぞれのサービスは、一長一短ありますので、ご自身に一番適したものを選ばれると良いと思います。
ただし、一つの基準としてできるだけ早く送れる配送サービスを優先した方が良いです。
なぜかというと、配送に時間がかかってしまうと、配送されている間にライバル出品者が増えて、値下がる可能性があるからです。
特にセール品やトレンド系の商品になってくると1秒でも早く出品した方が有利です。
出品者が急増する商品は、どれだけ販売スピードが早い商品でも少なからず値下がりする可能性があります。
基本的にはライバルがあまりいない値下がりリスクの低い商品を仕入れるのがベストですが、やはり仕入が上達してくるとそういう商品も仕入れるようになってきます。
基本的には、ヤマトの配送サービスがが一番早い印象があります。
地域差は多少あるかもしれませんが。
ヤマト便は、本来宅急便より1日か2日は到着が遅れると言われますが、ほとんど遅れたことがありません。
年末は配送業者が繁忙期なので多少遅れることはありますが、それは他の業者も一緒なので、ヤマトはかなり最短で送ってくれるイメージがあります。
次にゆうパックが早いです。
エコムー便は一番遅いと思うので、繁忙期は避けるべきかと思います。
まとめ
まとめると以下の通りです。
・初心者にオススメの安く送れる配送サービスは宅急便
・宅急便のクロネコメンバー割を使えば500円ほど安く送れる
・クレジットカードで支払いをしたい人はゆうパックスマホ割で郵便局に持ち込めば安く送れる
・140サイズ2箱以上送るのであればヤマト便がオススメ
・ヤマト便は集荷に来てくれない地域や時期もあるので注意
・エコムー便は近郊のFBA倉庫であれば一律1280円で送れる
・エコムー便はFBA倉庫到着に時間がかかる可能性が高い
・なるべく早く送らないといけないような商品の場合は、ヤマト宅急便かヤマト便がオススメ
今回の記事は特に僕の経験則からのアドバイスが多めです。
慣れてきたらヤマト便が断然お得ですが、僕も夜中とかに1箱で直ぐに送りたい場合などがあります。
そういった時は、近場のローソンなんかに持ち込んだりするときもあります。
それぞれの配送サービスの特性を覚えておいて最適な送り方をするように心がけましょう^^