こんにちは、あきひろです。
この記事では、モノレートの詳しい使い方について解説していきます。
レベルとしては中級者までです。
これからせどりを始める、まだモノレートやせどり用語がよくわからないという方はまずはこちらの記事を御覧ください。
ここで解説する内容は、モノレートの詳細な機能で、この機能を使いこなすことによって、仕入れの効率化、精度の向上が期待できます。
動画で確認したい方はこちらから↓
コンディション欄
まず、コンディション欄にカート価格という行が追加されました。
カート価格は、実際にAmazonの商品トップページに表示されている価格のことです。
カート価格は新品の最安値と一致しないことが結構あります。
なぜかというと、新品の最安価格は自己発送者の価格も含まれているからです。
自己発送者とは、AmazonのFBAを使っていない出品者のことで、注文が入れば、出品者自身で発送処理を行います。
そのため、発送までの時間は出品者により異なり、FBAのように24時間対応できないことが多いので、FBAよりもカート価格として表示される優先順位が低くなります。
僕達は基本的にFBAでの出品を行うので、新品最安値の行で判断を行うのではなく、カート価格で判断を行う必要があるため、この行が追加されたことでAmazonページを見なくてもカート価格を確認することが可能となりました。
また、”入金”と記載された列と、”3ヵ月の販売数(販売数/出品者数)”の列が追加されています。
”入金”の列は、”最安値”の列に記載されている価格で販売した際のアマゾン手数料を差し引いた入金価格です。
この価格以下で仕入れれば、利益が出ますよという価格ですね。
”3ヵ月の販売数(販売数/出品者数)”は、過去3ヵ月の間に売れた個数が記載されています。
個数の横の括弧の数値は、出品者数で販売個数を割った値で、出品者一人あたりの3ヵ月で売れるであろう個数の予測です。
正直なところ、この入金のデータと販売数のデータは、あまり信じないほうが良いです^^;
なぜかというと、値が正確ではないからです。
入金の値は、手数料計算が間違っていることが多くあくまで参考値程度に見る必要があります。
販売個数に関しては、ランキングの変動率から換算されている値なので実際の販売個数とはおそらく異なります。
これらの情報はあくまで、参考値として捉えるようにしましょう。
各種リンクボタン
①お気に入り登録ボタン
ハートマークのボタンは、お気に入り追加のボタンです。
ここでいうお気に入りとは、モノレートのサイト上で作れるお気に入りリストになります。
このボタンをクリックして登録しておくと、モノレートのお気に入りリストの中に登録されます。
お気に入りリストは、モノレートトップページの、左メニューの下の方にあります。
②商品詳細ボタン
アマゾンの商品トップページへ飛べるボタンです。
モノレートの情報だけではなく、実際にAmazonの商品ページでも確認するときにこのボタンを押すとすぐにAmazonページを表示してくれます。
モノレートの情報はあくまで参考値なので、リアルタイムで売られている販売価格等はAmazonページで必ず確認しましょう。
③価格比較ボタン
価格比較ボタンは、モノサーチというサイトに飛ぶためのボタンです。
このモノサーチに飛ぶことで、他のネットショップでの同一商品の価格一覧を確認することができます。
このページ上で、Amazonよりも遥かに安い価格で出品されているショップを見つけたら、そこから商品を仕入れることも可能ですし、他のネットショップで在庫が溢れているような商品は、値下がりリスクを考えて仕入れないという判断もできます。
④FBA料金ボタン
FBA料金ボタンは、”FBA料金シミュレーター”のページに飛ぶことができるボタンです。
FBA料金シミュレーターは、Amazonが提供しているページで、どのようなツールよりも一番正確に利益計算をしてくれるツールです。(※)
先程解説したコンディション欄の入金額は、間違っている場合があるので、こちらの料金シュミレーターを使って正確に利益計算をするようにしましょう。
※ただし、FBA料金シミュレーターには、手数料の消費税が含まれていません。
そのため実際には、消費税分利益が減ることになるので注意が必要です。
具体的には、販売手数料に対して、消費税分が上乗せされます。
⑤レビューボタン
レビューボタンは、その商品のAmazonレビューに飛べるボタンです。
Amazonレビューとは、その商品の評価のことです。
実際に購入した人が、その商品の評価を行い、その商品ページに記載しています。
利益が取れる商品である場合でも、レビューが悪すぎると、購入を検討している人も買うのを控える場合があるので、新商品等の販売実績がまだ少ない商品や、売れ行きが下がり始めている商品等はレビューもしっかり確認する方が良いでしょう。
⑥出品制限ボタン
このボタンは、この商品が実際に出品できるのかどうかを確認するためのボタンです。
ここ最近にAmazonでの出品を開始した方の場合、商品によっては出品できないものがあります。
メーカーによって規制されている場合や、カテゴリによって出品できないものがあったりします。
そういった場合は、出品許可の申請を出すことで、許可される場合もありますが、許可がおりない場合もあります。
仕入れたは良いけど、出品できないとなるとamazon以外の販路で売ることを考えないといけないので非常に面倒になってきます。
仕入れる前に必ず出品できるかどうかをこのボタンを押して確認しましょう。
⑦海外Amazonの価格
ここでは日本以外のAmazonでの価格を見ることができます。
輸出等行っている方はこちらから価格調査をすると良いでしょう。
利益シュミレーター
ここではモノレートのサイト上で利益計算を行ってくれます。
ただし、利益計算が間違っていることが多いので、あまり使えません^^;
なので、前章で説明した②のFBA料金シュミレーターを使って利益計算をするようにしましょう。
価格推移グラフ(詳細)
価格推移グラフは、デフォルトの表示のままでは新品最安値価格と中古最安値価格の推移しか表示されていません。
しかし、上の画像のように赤丸の新品タブをクリックし、①”カート価格”、②”プライム”、③”アマゾン本体”をクリックすることで、さらに詳細なデータを表示することが可能です。
①カート価格
カート価格は、実際にカートを取得していた価格の推移を表示してくれます。
このカート価格推移を表示してくれることで、カート価格と最安値との差が常にあるのか、それとも最安値価格がよくカートを取得しているのか、ということを判別できるようになります。
②プライム
プライムはFBA出品者の価格推移です。
僕達は、基本的にFBA出品ですので、最安値価格の推移よりもFBA出品者の価格推移の方が重要になってきます。
③アマゾン本体
アマゾン本体は、Amazon.co.jpが出品している価格推移です。
このAmazon本体が出品しているかどうかによって、僕達の商品の売れ行きは大きく左右されます。
利益が取れる商品でも、Amazonがカートを取っている場合は、非常に売れづらいのでこのアマゾン本体の価格推移も確認しながら仕入れ判断をするようにしましょう。
④送料
このボタンは、自己発送者の価格推移に送料分をプラスして表示することができます。
自己発送とFBA価格の推移を確認している際に、送料分が含まれていない場合、FBAとの価格差が大きくなる場合があります。
自己発送の出品者によっては、商品価格が安くても、バカ高い送料を取っている場合があります。
例えば下のような商品ですね。
商品価格より、送料のほうが高いので、こういった商品のモノレートは送料分を含めないと自己発送が圧倒的に安く見えます。
しかし実際は、送料分を含めるとFBAとは大差ないことがわかります。
実際にお客さんが商品を購入する場合は、送料も気にする場合があるので、送料分も含んだ価格推移を確認した方が、仕入れ判断の際は精度が高くなります。
中古価格の推移と新品カート価格を同時に確認したい場合
価格推移の新品タブを選択すると、カート価格等が確認できる代わりに中古価格が新品価格と一緒に表示されなくなります。
「カート価格と中古価格を比較したい!」
ということは結構あるので、そういった場合は、モノレート画面の左メニューから”中古最安値”のチェックボタンにチェックを入れることで新品カート価格やFBA価格と一緒に中古最安値が表示されるようになります。
↑赤丸の”中古最安値価格”にチェックを入れる
↑チェックを入れる前
↑チェックを入れた後
出品者数(詳細)
価格推移のところで紹介した”プライム”をクリックすることで、出品者数の推移についてもプライムの出品者数のみの推移を表示してくれるようになります。
この推移がわかることで、実際に売れたのは、自己発送者なのかFBA出品者なのかが詳細に判別することが可能です。
ただし、モノレートのデータは常に正確な値を表示してくれているわけではないのであくまで参考程度ということを頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ
ここではモノレートの詳細な機能(中級レベル)について紹介させていただきました。
ここで紹介されたものでもまだまだ一部に過ぎず、モノレートはもっと詳細にデータを見ることが可能です。
正直なところモノレートは奥が深すぎて一つの記事にまとめようとすると、とんでもない量の文字数になってしまいます^^;
初心者の場合、ものすごく混乱すると思います。
まず基本的にはここまでの中級レベルを使いこなせるようになれば、仕入れ判断にミスることは少なくなるかと思いますので、段階を踏んでモノレートの読解力を鍛えていってください。
上級編とさらに詳しいモノレートの解説はまた別途記事をアップしていきますので、ご期待ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。